2026.1.15| 子どもの矯正治療の症例
6歳(治療経過)|反対咬合で上の前歯が見えないと気になっていたケース
幼稚園の年長さん(6歳)のお子さんで、「最近、歯科で受け口と言われた。反対咬合で上の前歯が見えない。受け口の見た目が気になる。」というご相談がありました。
前歯の噛み癖が関係している反対咬合と判断して、前歯部の反対咬合の改善を目的に小児矯正(プレオルソ)を開始しました。
開始から3か月で反対咬合が、今後は全体の歯並びを整えていく予定です。
目次
ここまでの治療の経過写真



治療内容
小児矯正(プレオルソによる治療)
治療期間(経過+見込み)・回数
開始から3か月(全体の治療期間は1〜2年の見込み)/現時点で治療開始から4回通院
費用
矯正治療費:55,000円
主なリスク・副作用
- 装置の使用時間を守らない場合、適切な効果が得られないことがあります
- 歯が動くことによる痛みが出る可能性があります
ご相談時の状態
主なご相談内容
親御さんからは「反対咬合と受け口が気になる」とのご相談があり、矯正相談で来院されました。かかりつけの歯科医院で受け口と言われて、矯正歯科を探されたそうです。
前歯の噛み合わせが反対で噛みにくいとのことでした。
初診時の状態
初診時には、前歯の噛み合わせとお口の使い方に特徴が見られました。小さい時は指しゃぶりをしていましたが、最近はもうしていないとのことでした。
前歯が上下逆に噛み合う反対咬合(下の前歯が上の前歯より前に出ている状態)でした。
検査・診断
行った検査

- お口・お顔の写真
- レントゲン
- 歯型(スキャン)
噛み合わせの状態を詳しく確認したうえで、原因を整理しました。
検査の結果、前歯部反対咬合であり、前歯の噛み癖(下あごを前に出して噛む習慣)が影響していると判断しました。
治療方針
まずは、前歯の噛み合わせを整えることを優先しました。
前歯の反対咬合を改善することを今回のゴールとし、成長段階に合わせた小児矯正を進める方針としました。
小児矯正は成長の影響が大きいため、先に土台を整えておくことで、無理の少ない治療につながりやすいと判断しました。
治療の流れ(経過)
0ヶ月:初診〜検査

現状を整理し、治療の優先順位(まずは反対咬合の改善)をスタートしました。
3ヶ月:治療スタート

プレオルソによりわずか3ヶ月で反対咬合の改善が見られました。
現在の課題と、次のステップ
開始から3か月で、前歯の噛み合わせに変化が見られました。
今後は後戻りにも注意しながら、歯並びのさらなる改善や、お口周りの筋肉のトレーニングも行っていきます。
親御さんからは「もう反対咬合が治ってびっくりしています」というお言葉もありました。
今後は、成長に合わせて全体の歯並びを整える治療へ進んでいく予定です。
※歯の動き方や治療の進み方には個人差があります。
ご家庭での協力ポイント
治療効果を安定させるために、ご家庭でのご協力が大切になります。
- プレオルソは装着時間を守ることが重要です
- 特に就寝時の装着を継続していただくことで、効果が出やすくなります
治療の詳細
| 治療開始年齢 | 5歳 |
| 治療期間 | 治療開始から3ヶ月(治療途中) |
| 治療内容 | 小児矯正(プレオルソによる治療) |
| 治療費用 | 矯正治療費:55,000円 |
| リスク副作用 | 装置装着初期に、痛み・違和感が出る場合があります。 装着時間が不足すると、治療期間が延びることがあります。 |
まとめ
小児矯正は、歯を並べるだけでなく、成長やお口の使い方を整えることで結果が安定しやすくなることがあります。
「このまま様子を見ていいのか分からない」「いつ相談すべきか迷っている」という方は、現状を整理するだけでも不安が軽くなるケースがあります。
この記事の監修者情報
吉田 尚起
日本矯正歯科学会認定医
院長である吉田なおきは、国立大阪大学歯学部、および同大学院にて矯正治療を専門に学び、博士号を取得。大学病院にて7年間にわたり研鑽を積み、300症例以上の矯正治療に携わってきました。
自身も歯並びのコンプレックスを克服した経験から、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや心身の健康を考えた治療を心がけています。
歯科医師全体の約3%しか取得していない日本矯正歯科学会認定医として、お子様から大人の方まで、未来の笑顔をサポートします。
