2026.4.9| 子どもの矯正治療の症例
8歳(治療経過)|咬み合わせが深く、出っ歯とガタつきが気になっていたケース
咬み合わせの深さと前歯の突出、歯並びのガタつきが気になるというご相談でした。
成長を生かしながら、マウスピースで咬み合わせの深さと歯並び、前歯の角度を整える方針としました。
治療開始から4ヶ月で咬み合わせの深さと歯並びに変化が見られ、現在は前歯の角度の調整を進めています。
目次
ここまでの治療の経過写真



治療内容
マウスピース型矯正装置による小児矯正(過蓋咬合・叢生・出っ歯の改善)
治療期間(経過+見込み)・回数
開始から4ヶ月(全体見込み:永久歯への生え変わりまで経過観察へ移行予定)/通院4回
費用
矯正治療費:495,000円
主なリスク・副作用
- 装置の使用時間を守らない場合、適切な効果が得られないことがあります
- 歯が動くことによる痛みが出る可能性があります
ご相談時の状態
主なご相談内容
咬み合わせの深さと前歯の突出が気になり、歯並びも含めて心配されていたとのことでご来院されました。
親御さんからは「咬み合わせが深いのとガタガタ、出っ歯が気になる」とのご相談がありました。
初診時の状態
見た目だけでなく、咬み合わせの状態にも特徴が見られる状況でした。
・咬み合わせが深く、下の前歯があまり見えていない状態
・歯並びにガタつき(叢生:歯が重なって並ぶ状態)がある
検査・診断
行った検査

- お口・お顔の写真
- レントゲン
- 歯型(スキャン)
歯並びだけでなく、咬み合わせと成長段階も含めて評価しました。
過蓋咬合(前歯の咬み合わせが深い状態)と叢生(歯のガタつき)があり、成長を利用して歯並びを整えやすい時期と考えられました。
治療方針
成長のタイミングを活かせる時期であることから、早期の対応を検討しました。
・咬み合わせの深さ(過蓋咬合)を改善する
・歯並びのガタつきを整える
・出ている前歯は角度を内側へ調整する
といった点を目標に、マウスピース型装置で段階的に進める方針としました。
治療の流れ(経過)
0ヶ月:初診〜検査

現状を整理し、治療の優先順位(まずは過蓋咬合とガタガタの改善)をスタートしました。
4ヶ月:治療スタート

治療は段階的に進めています。
・1週間ごとに新しいマウスピースへ交換し、歯の位置を少しずつ移動
・並行して永久歯への生え変わりを経過観察
現在の課題と、次のステップ
装置の使用状況が良好で、比較的スムーズに変化が見られています。
・咬み合わせの深さは改善傾向
・歯並びのガタつきも整ってきている
親御さんからは「こんなに早くガタガタも改善して驚いた」とのお声もありました。
現在は前歯の角度の調整を次のステップとして進めています。その後は永久歯への生え変わりを待ちながら経過観察へ移行する予定です。経過観察に入った場合は、3ヶ月に1回程度の通院ペースを想定しています。
なお、治療の進み方や変化の現れ方には個人差がありますが、成長の力を活かしながら無理のない範囲で調整を進めていきます。
治療の詳細
| 治療開始年齢 | 8歳 |
| 治療期間 | 治療開始から4ヶ月(治療途中) |
| 治療内容 | 小児矯正(小児用マウスピースによる治療) |
| 治療費用 | 矯正治療費:495,000円 |
| リスク副作用 | 装置装着初期に、痛み・違和感が出る場合があります。 装着時間が不足すると、治療期間が延びたり、適切な効果が得られないことがあります。 |
まとめ
成長を活かした小児用マウスピース矯正を行い、4ヶ月の時点で咬み合わせや歯並びに変化が見られています。小児用マウスピースは、成長のタイミングによってはワイヤー矯正と比べて比較的早く歯並びが整っていくケースもあります。
「このまま様子を見ていていいのか分からない」「どのタイミングで相談すればよいのか迷っている」と感じている場合でも、まずは現状を整理することで見通しが立ち、不安が軽くなるケースがあります。
この記事の監修者情報
吉田 尚起
日本矯正歯科学会認定医
院長である吉田なおきは、国立大阪大学歯学部、および同大学院にて矯正治療を専門に学び、博士号を取得。大学病院にて7年間にわたり研鑽を積み、300症例以上の矯正治療に携わってきました。
自身も歯並びのコンプレックスを克服した経験から、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや心身の健康を考えた治療を心がけています。
歯科医師全体の約3%しか取得していない日本矯正歯科学会認定医として、お子様から大人の方まで、未来の笑顔をサポートします。
