2025.10.30| 矯正相談集
「歯のガタガタが気になる」とご相談いただいたA.Mさん(20歳・女性)のケース
「歯並びがガタガタしてきた」「八重歯や噛み合わせが気になる」──
大学生になってから歯並びを意識し、矯正を検討される方は年々増えています。
今回は、「前歯の重なりや八重歯が気になる」とのことで来院された20歳の女性、A.Mさんとの初診相談時のやり取りをご紹介します。
学生生活や将来の就職活動も見据えながら、見た目と噛み合わせの両面からバランスを整える当院の相談内容についてお伝えします。
患者様情報
| 年齢 | 20歳 |
| 性別 | 女性 |
初診時の画像診断



上下の歯並びにガタガタが多いです。
八重歯になっています。
ご相談のきっかけ
A.Mさんは、小学生の頃に矯正の相談を受けたものの、その後は治療に至らず経過を見ていたとのことでした。
大学生になり、改めて歯並びを意識すると、ガタガタ、八重歯や噛み合わせの不均一さが気になり、
「このタイミングで矯正を始めたい」とご来院いただきました。
また、「学生のうちにきれいに整えておきたい」「将来的な歯の健康にもつなげたい」という思いもお持ちでした。
患者様との実際のやり取り
今、一番気になっているところを教えてもらえますか?
前歯が重なっていて、八重歯が気になります。あと、噛み合わせも良くない気がして…。
なるほど。拝見すると確かに歯の重なりが強く、歯列全体がやや狭いですね。
ガタガタの量から考えると、抜歯をしてスペースを作りながら整えていくのが理想です。
上下の歯をそれぞれ2本ずつ、合計4本抜く方法が最もバランスよく仕上がります。
やっぱり抜く必要があるんですね。期間はどれくらいかかりますか?
おおよそ2年を目安に歯をきれいに並べて、その後の安定期間としてリテーナーを2年ほど使用します。
就職の時期までにはしっかり整えることを目標にしていきます。
痛みや大変さはありますか?
最初の数日は歯が動く違和感がありますが、皆さん数日で慣れます。
歯がきれいに並んでくるにつれて噛み合わせも良くなり、口元全体の印象も自然に引き締まっていきますよ。
ワイヤーとマウスピース、どっちがいいんでしょうか?
どちらでも可能ですが、A.Mさんの場合は歯の重なりが強いので、
ワイヤー矯正の方が正確で仕上がりが安定しやすいです。
歯に近い色のブラケットを使うと、見た目も目立たず自然ですよ。
せっかくならしっかり治したいので、ワイヤーでお願いしたいです。検査の予約を取ります。
まとめ
A.Mさんのケースでは、
・「上下の歯列のガタつき」と「噛み合わせのズレ」に対して、上下4本の抜歯を伴うワイヤー矯正が有効であること
・将来的な安定性と顔貌のバランスを重視し、歯の傾きや噛み合わせを段階的に整える治療計画を立てること
が確認されました。
今回の診察では、見た目としての「前歯の重なり」や「口元の印象」だけでなく、
歯を抜く治療の必要性・治療期間・就学との両立方法など、将来を見据えた多角的なご説明を行いました。
成人矯正では、単に歯を並べるだけでなく、噛み合わせ・口元のライン・将来的な歯の健康を考慮した治療が大切です。
特にA.Mさんのように、学生のうちから計画的に治療を始めることで、社会人になる頃には自然で美しい歯並びを得ることができます。
歯並びや噛み合わせでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
見た目と機能の両面から、無理のない最適な治療法をご提案いたします。
この記事の監修者情報
吉田 尚起
日本矯正歯科学会認定医
院長である吉田なおきは、国立大阪大学歯学部、および同大学院にて矯正治療を専門に学び、博士号を取得。大学病院にて7年間にわたり研鑽を積み、300症例以上の矯正治療に携わってきました。
自身も歯並びのコンプレックスを克服した経験から、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや心身の健康を考えた治療を心がけています。
歯科医師全体の約3%しか取得していない日本矯正歯科学会認定医として、お子様から大人の方まで、未来の笑顔をサポートします。
