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大人になって前歯が出てきたのはなぜ?原因と放置するリスク、治す方法を矯正認定医が解説

大人になって前歯が出てきたのはなぜ?原因と放置するリスク、治す方法を矯正認定医が解説

「若い頃より、前歯が前に出てきた気がする」

「最近、前歯の間に隙間ができて、口元が前に出たように見える」

「大人になってから前歯が出てきても、今から矯正で治せるのだろうか」

鏡や写真を見て、昔より前歯が出てきたと感じ、このような不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯並びは大人になってからも少しずつ変化するため、40代・50代になってから前歯の位置の変化に気づく方もいらっしゃいます。前歯が出てくる原因には、歯周病、奥歯の噛み合わせの変化、舌や唇の癖などがあり、原因によって先に行う治療が変わります。原因を確かめたうえで治療を進めれば、大人になってからでも矯正治療で前歯の位置を整えられることは多いです。

本記事では、「大人になって前歯が出てくる原因」「歯周病が原因のときの治療の順番」「放置するとどうなるか」「歯科医院に相談すべきタイミング」「前歯を治す方法と費用・期間の目安」について、日本矯正歯科学会 認定医であるなおき矯正歯科・小児矯正歯科の院長がわかりやすくご説明いたします。ご自身の前歯の変化について考える際の参考にしていただければ幸いです。

目次

大人になって前歯が出てきたとはどういった状態?

大人になって前歯が出てきたとはどういった状態?

大人になって前歯が出てきたとは、上の前歯が以前より前に傾いたり、前に移動したりして、口元が前に出て見えるようになった状態を指します。歯並びの変化は少しずつ進むため、毎日鏡で見ているご本人ほど気づきにくく、ある日ふとしたきっかけで「前歯が出てきた」と感じる方が多いです。

前歯が出てきたと感じるきっかけには、次のようなものがあります。

  • 写真に写った横顔を見て、口元が前に出ていることに気づいた
  • 以前よりも唇が閉じにくくなり、気を抜くと口が開いている
  • 前歯と前歯の間に、以前はなかった隙間ができた
  • 上の前歯の先が、下の前歯よりも前に出ているように見える

ここでは、大人になってからも歯並びが変化する理由と、大人になって前歯が前に傾いてきた状態と、もともとの出っ歯との違いについてご説明します。

歯並びは大人になってからも少しずつ変化する

歯並びは、永久歯が生えそろったあとも、一生同じ位置にとどまっているわけではありません。歯は骨に直接くっついているのではなく、歯の根の周りにある薄い膜(歯根膜)を介して、歯を支える骨に支えられています。歯根膜はクッションのような役割をしており、噛む力や、舌・唇・頬から受ける力に合わせて、歯は大人になってからも少しずつ位置を変えています。矯正治療で歯を動かせるのも、この仕組みがあるためです。

そのため、年齢とともに下の前歯が少しずつ重なってくるなど、歯並びの変化そのものは誰にでも起こりうることです。ただし、日常生活の中で起こる変化はとてもゆっくりで、前歯が目に見えて前に出てくるほどの変化は起こりにくいものです。大人になってから前歯が目に見えて前に出てくるのは、多くの場合、歯周病や奥歯の噛み合わせの変化など、歯並びの変化を進める原因があるときです。原因については、後ほど詳しくご説明します。

また、子どもの頃や学生の頃に矯正治療を受けた方でも、治療後に歯並びを安定させる保定装置(リテーナー)を使わなくなると、歯が元の位置に戻ろうとして動くことがあります。これを「後戻り」といいます。矯正治療を受けたことがある方で前歯が出てきたと感じる場合は、後戻りが関わっていることもあります。

自然に起こる歯並びの変化なのか、原因があって進んでいる変化なのかは、見た目だけでは区別できません。前歯の位置の変化に気づいたら、検査で歯や歯を支える骨の状態を確かめることが大切です。どのような変化があったら相談するとよいのか、どのような治し方があるのかは、後ほど詳しくご説明します。

大人になって前歯が前に傾いてきた状態と、もともとの出っ歯(上顎前突)の違い

「前歯が出てきた」と感じる状態には、大きく分けて2つあります。1つは、大人になってから前歯が前に傾いたり、前に移動したりしてきた状態です。もう1つは、もともと出っ歯(上顎前突)だったことに、写真や人からの指摘などをきっかけに気づいた状態です。どちらか一方とは限らず、もともと少し出っ歯傾向だった方の前歯が、大人になってからさらに前に傾いてきた、というように両方が重なっていることもあります。

もともとの出っ歯には、上顎の骨が前に位置しているなど骨格によるものと、骨格には大きな問題がなく、前歯が前に傾いていることによるものがあります。骨格のずれと前歯の傾きの両方が重なっていることも少なくありません。

大人になってから前歯が前に傾いてきた状態と、もともとの出っ歯とでは、治療の考え方が変わります。大人になってから前歯が前に傾いてきた場合は、歯周病など前歯を動かしている原因を確かめ、必要に応じてその原因の治療を先に行うことがあります。一方、もともとの出っ歯の場合は、矯正治療で前歯の傾きや位置を整えることが治療の中心になります。それぞれの治し方は、後ほど詳しくご説明します。

骨格によるずれがあると「矯正治療では変わらないのでは」と心配される方もいらっしゃいます。骨そのものを動かすことは一般的な矯正治療ではできませんが、歯の位置を整えることで口元の印象は大きく変わります。前歯の傾きが改善されると唇が閉じやすくなり、口元の出っ張りが目立ちにくい横顔に変わることも多いです。

>>骨格の影響と前歯の傾きの両方が関わっていた、31歳の方のご相談の様子はこちら

大人になって前歯が出てきた主な原因

大人になって前歯が出てきた主な原因

大人になって前歯が出てくる原因は1つとは限らず、いくつかの原因が重なっていることが多いです。主な原因として、歯周病、奥歯の喪失や噛み合わせの低下、舌・唇の癖や口呼吸、歯ぎしり・食いしばりが挙げられます。

ここでは、それぞれの原因で前歯が出てくる仕組みを1つずつご説明します。原因ごとの治療の進め方については、後ほど、歯周病が原因のときの治療の順番と、前歯の治し方の中でまとめてご説明します。

歯周病で、前歯を支える骨が減っている

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまった汚れ(プラーク)の中の歯周病菌によって炎症が起き、歯ぐきや、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ失われていく病気です。歯周病が進んで歯槽骨が減ると、歯を支える土台が小さくなり、歯が動きやすくなります。

歯を支える土台が小さくなった歯には、さまざまな力が影響しやすくなります。歯周病で深くなった歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の炎症による圧力、噛み合わせの力、舌や唇が前歯に触れる力などが重なると、歯周病で支えが弱くなった前歯は、少しずつ位置を変えていきます。その結果、前歯が扇を開くように前に広がって傾いたり、前歯と前歯の間に隙間ができたり、歯が伸びたように見えたりすることがあります。

歯周病で、前歯を支える骨が減っている

歯周病は、痛みなどの自覚症状が少ないまま進むことが多い病気です。歯ぐきからの出血や腫れがあっても、「疲れているからだろう」と見過ごしてしまう方も少なくありません。そのため、前歯の位置の変化や前歯の間の隙間をきっかけに、初めて歯周病に気づく方もいらっしゃいます。

歯周病による歯の位置の変化については、これまでの研究をまとめた文献レビューで、中等度から重度の歯周炎によくみられる合併症であり、歯周病の患者を対象にした報告では、患者の30.03%〜55.8%に歯の位置の変化がみられたと報告されています。また、歯の位置が変わる原因は1つではなく、歯周病による骨の喪失を主な要因として、噛み合わせ、舌・頬・唇の力、癖などが関わるとされています。

つまり、歯周病の患者様にとって歯の位置の変化は珍しいことではなく、歯周病は歯の位置が変わるきっかけになりやすく、前歯も例外ではありません。

奥歯を失ったまま・すり減ったままで、噛み合わせが低くなっている

奥歯は、噛む力の多くを受け止め、上下の噛み合わせの高さを保つ役割を担っています。奥歯がしっかり噛み合っていると、噛んだときの力は奥歯に分散され、前歯に過剰な力がかかりにくくなります。

ところが、奥歯を抜いたまま治療していない、奥歯が大きくすり減っている、虫歯や詰め物・被せ物の状態によって奥歯が低くなっている、などで奥歯の支えが弱くなると、噛んだときの力が前歯に集中しやすくなります。奥歯で支えきれなくなった分だけ上下の歯が深く噛み込み、下の前歯が上の前歯の裏側に強く当たるようになるためです。その結果、上の前歯が下の前歯に押されて前に傾き、少しずつ前に出てくることがあります。

奥歯を失ったまま・すり減ったままで、噛み合わせが低くなっている

また、歯を抜いたままにしていると、抜いた歯の両隣の歯が空いた隙間に向かって傾いたり、噛み合う相手を失った歯が伸びてきたりします。こうした変化が重なると、奥歯の噛み合わせがさらにずれ、歯並び全体が変化していくことがあります。奥歯の変化は前歯に比べて鏡では気づきにくいため、前歯の位置が変わってきて初めて、奥歯の状態が関わっていたと分かることもあります。

舌で前歯を押す、唇を噛む、口で呼吸する癖が続いている

前歯の位置は、内側から押す舌の力と、外側から抑える唇や頬の力のバランスの中で保たれています。このバランスが崩れる癖が続くと、前歯の位置が少しずつ変わっていくことがあります。

例えば、飲み込むときや話すときに舌で前歯を押す癖(舌癖)があると、前歯には内側から外へ押す力が繰り返しかかります。下唇を噛む癖があると、下唇が上の前歯の裏側に入り込み、上の前歯を前へ押す形になります。また、鼻ではなく口で呼吸する状態が続くと、唇が閉じていない時間が長くなり、前歯を外側から抑える唇の力が弱くなります。こうして、前歯を内側から外へ押す力が、唇が外から抑える力より強い状態が続くと、前歯が少しずつ前に傾くことがあります。

このような癖は、指しゃぶりのように子どもの頃に始まったものだけではありません。大人になってから、集中しているときに舌で前歯を押している、鼻づまりをきっかけに口で呼吸するようになった、というように、大人になってからの癖でも前歯の位置に影響することがあります。また、爪を噛む、頬杖をつくといった日常の習慣も、歯に一定の方向から力をかけ続けるため、歯並びに影響することがあります。

癖は無意識のうちに行っていることが多く、ご自身では気づきにくいものです。

歯ぎしりや食いしばりで、前歯に強い力がかかっている

寝ている間の歯ぎしりや、仕事中・運転中などの日中の食いしばりでは、強い力が、長い時間にわたって繰り返し歯にかかることがあります。

歯ぎしりや食いしばりが続くと、奥歯が少しずつすり減り、噛み合わせが低くなっていきます。前述のとおり、奥歯の噛み合わせが低くなると、噛む力が前歯に集中しやすくなります。また、歯ぎしりや食いしばりの際に、下の前歯が上の前歯を裏側から前へ押す力がかかることもあり、前歯が前に傾く一因になりうると考えられています。

歯ぎしりや食いしばりは、ご本人が気づいていないことも多い癖です。家族に歯ぎしりの音を指摘されて初めて知る方や、歯のすり減りや欠けを歯科医院で指摘されて気づく方も少なくありません。朝起きたときに顎がだるい、歯が浮いたように感じるといった場合は、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。

特に注意したいのは、歯周病と歯ぎしり・食いしばりが重なっている場合です。歯周病で歯を支える骨が減っている歯は、支えが弱くなっているため、歯ぎしりや食いしばりの強い力の影響を受けやすくなります。歯周病と歯ぎしり・食いしばりが重なると、前歯の位置の変化が進みやすくなります。

歯周病で前歯が出てきた大人の方は、矯正治療より先に炎症の治療を行う

歯周病で前歯が出てきた大人の方は、矯正治療より先に炎症の治療を行う

歯周病が原因で前歯が出てきた場合は、まず歯周病の治療で炎症を抑えることが先で、矯正治療を検討するのはその後になります。早く前歯を元に戻したいと考える方もいらっしゃいますが、歯周病が原因のときに治療の順番を守ることは、前歯を長く健康に保つためにとても大切です。

ここでは、歯周病の炎症を抑えてから矯正治療を検討する理由と、歯周病の治療だけで前歯の位置が変わることもある点についてご説明します。

歯周病の炎症が落ち着いてから、矯正治療を検討する

歯周病の炎症が残ったまま矯正治療で歯を動かすと、歯を支える骨がさらに失われるおそれがあります。矯正治療では、歯に力をかけて、歯の周りの骨が作り替えられる働きを利用して歯を動かします。炎症が起きている歯ぐきや骨に矯正治療の力が加わると、歯周病の進行を早めてしまうおそれがあるためです。

そのため、一般的には、歯石の除去や歯の根の表面の清掃などの歯周病の治療(歯周基本治療など)で炎症を抑え、歯ぐきの状態が安定したことを確かめてから矯正治療を始めます。歯周病の進み具合によっては、歯周基本治療のあとに、さらに歯周外科治療などが行われることもあります。

歯周病で骨が減った歯は、健康な歯に比べて支えが小さくなっています。そのため、矯正治療では弱い力で慎重に歯を動かす必要があります。また、矯正治療中も矯正治療の後も、歯周病が再び進まないよう、定期的な歯のクリーニングや歯周病の検査を続けて、歯周病の管理を続けることが大切です。矯正装置をつけている間は歯みがきが難しくなるため、矯正治療を始める前から丁寧な歯みがきの習慣をつけておくことも、歯周病の再発を防ぐことにつながります。

なお、歯周病で失われた骨は、自然には元に戻りません。そのため、矯正治療で前歯の位置を整えても、歯ぐきが下がった状態や、歯と歯の間の歯ぐきが下がってできる黒い三角形の隙間(ブラックトライアングル)が残ることがあります。前歯の位置が整うことで隙間が目立ちにくくなる場合もありますが、歯周病で失われた歯ぐきや骨まで元どおりになるわけではないことを、治療前に知っておくことが大切です。

歯周病の治療だけで、前歯の位置が戻ることもある

歯周病の治療で炎症が治まると、前歯の位置が自然に少し戻ることがあります。歯周病の治療のあと、歯ぐきが治っていく過程で引き締まることが関わっているのではないかと考えられています。

歯周病によって歯の位置が変わった患者様を対象にした研究では、中等度から重度の歯周病の患者16人の、歯の位置の変化で生じた歯と歯の間の隙間33か所を調べています。歯石の除去と歯の根の表面の清掃に続いて歯周外科治療を受けた後には、69.7%の箇所で隙間が小さくなり、51.5%の箇所で隙間が完全に閉じたと報告されています。さらに、1mm未満の小さな隙間に限ると、77.8%の箇所で隙間が閉じていました。

つまり、歯の位置の変化が軽いうちに歯周病を治療すれば、矯正治療をしなくても隙間が目立たなくなる場合がある、ということです。ただし、この研究は16人という少ない人数を対象にしたもので、歯と歯の間の隙間の大きさを測った結果です。前に傾いた前歯がどこまで元の位置に戻るかを調べたものではない点には注意が必要です。

前歯の位置の変化が大きい場合は、歯周病の治療で炎症が治まっても、自然には元の位置に戻りにくく、矯正治療が必要になることが多いです。歯周病の治療で炎症が落ち着いたあとに、前歯の位置がどこまで戻ったかを確かめ、矯正治療が必要かどうかを検討していきます。矯正治療で前歯を治す方法については、後ほど詳しくご説明します。

大人になって前歯が出てきたのを放置するとどうなる?

大人になって前歯が出てきたのを放置するとどうなる?

大人になって出てきた前歯は、自然に元の位置へ戻ることは少なく、原因によっては前歯の位置の変化が進むことがあります。歯周病や奥歯の噛み合わせの変化、癖など、前歯を動かしている原因がそのまま残っていると、前歯には同じ力がかかり続けるためです。

前歯が出てきたのを放置した場合には、次のような影響が生じることがあります。

  • 前歯が前に出るほど唇が閉じにくくなり、口の中が乾きやすくなります。口の中が乾くと、唾液が歯や歯ぐきを守る働きが弱まり、虫歯や歯周病が進みやすくなることがあります
  • 歯周病が原因の場合、歯周病の治療をしないままでいると歯を支える骨が減り続け、前歯の揺れや前歯の間の隙間が大きくなることがあります
  • 前歯で食べ物を噛み切りにくくなったり、サ行などの発音がしにくくなったりすることがあります
  • 口元が前に出て見え、写真に写る横顔が気になって、笑うのをためらうなど、見た目の悩みにつながることがあります

もっとも、前歯が出てきたと感じても、すぐに治療が必要とは限りません。前歯の位置の変化がわずかで、原因となる歯周病や噛み合わせの問題がなければ、経過を見ながら治療をするかどうかを考えることもできます。

大切なのは、前歯が出てきた原因を確かめておくことです。原因が分かれば、歯周病の治療を受ける、奥歯の治療を受ける、癖を控えるなど、前歯の変化が進むのを防ぐための手立てをとることができます。どのようなときに歯科医院に相談するとよいのか、次でご説明します。

大人になって前歯が出てきたとき、歯科医院に相談すべきタイミング

大人になって前歯が出てきたとき、歯科医院に相談すべきタイミング

前歯が出てきたと感じても、「なんとなく気になるけれど、歯科医院に行くほどなのだろうか」と迷う方は多いのではないでしょうか。ここでは、相談の目安を、理由ごとに分けてご説明します。

まず、次のような変化がある場合は、歯周病が進んでいるサインの可能性があるため、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

  • 前歯と前歯の間に隙間ができた、または隙間が広がってきた
  • 前歯がぐらぐらする、噛むと前歯が浮いたように感じる
  • 歯みがきのときに歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れている、歯ぐきが下がってきた

歯周病は自覚症状が少ないまま進むことが多いため、このような変化に気づいた時点で、すでに歯を支える骨が減っていることもあります。前述のとおり、歯周病の治療で炎症を早めに抑えれば、前歯の位置の変化が軽いうちは隙間が目立たなくなる場合もあります。

また、以下のような状態がある場合は、前歯に力が集まり、前歯の位置の変化が進みやすい状態です。

  • 奥歯を抜いたままにしている
  • 奥歯で噛みにくい、奥歯が大きくすり減っている

奥歯の噛み合わせが低くなっていると、前歯に力がかかり続けるため、前歯の変化が少しずつ進むことがあります。奥歯の状態を確かめ、必要な治療を受けることで、前歯への負担を減らせる場合があります。

上のような変化がなく、見た目だけが気になる場合も、前歯の位置が変わってきていると感じた時点で、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。前歯が出てきた原因と今の歯並びの状態が分かれば、治療をするかどうか、治療をするならいつ始めるかを、落ち着いて考えることができます。当院でも、前歯が出てきた原因から確かめることができます。

当院では、治療を始めるかどうかを決める前の段階で、相談だけでもお受けしています。「前歯の変化が気になるけれど、治療が必要かどうかを知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

大人になって前歯が出てきたときの治し方

大人になって前歯が出てきたときの治し方

大人になって出てきた前歯を治す方法は、前歯が出てきた原因と、前歯をどこまで下げたいかによって変わります。歯周病が原因であれば歯周病の治療が先になり、前歯の傾きが軽いか大きいかによっても、使う装置や治療の範囲が変わります。

ここでは、検査で原因を確かめる、前歯を下げるスペースを作る、装置を選ぶ、部分矯正を検討する、費用と期間・リスクを確かめる、の順にご説明します。

まずは検査で、前歯が出てきた原因を確かめる

大人になって出てきた前歯の治療は、まず検査で、前歯が出てきた原因と、今の歯や骨の状態を確かめることから始まります。矯正治療の前の検査では、主に次のことを見極めます。

  • 前歯が出てきた原因が、歯周病、奥歯の噛み合わせ、舌や唇の癖のどれなのか、またはいくつかが重なっているのか
  • 歯周病がある場合は、歯を支える骨がどれだけ残っているか
  • 上顎や下顎の骨格のずれが、どの程度あるか
  • 前歯を後ろへ下げる余地が、骨の中にどれだけあるか

これらを確かめるために、レントゲンやCTで歯の根や骨の状態を調べ、歯の型(口の中のスキャン)や顔・口元の写真などから、歯並びと噛み合わせ、口元のバランスを確かめます。前歯を後ろへ下げられる量は、歯を支える骨の幅や厚みによって変わるため、骨の状態を詳しく確かめることは、無理のない治療計画を立てるうえで欠かせません。

検査の結果、前歯が出てきた原因によっては、矯正治療の前に別の治療を行うことがあります。例えば、歯周病がある場合は歯周病の治療で炎症を抑えることが先になります。奥歯を失ったままにしている場合や、奥歯が大きくすり減っている場合は、被せ物・ブリッジ・インプラントなどの奥歯の治療と矯正治療をどの順番で行うかを考えます。このように、原因に合わせた治療を先に行い、そのあと矯正治療で前歯を整える、という順番になることもあります。

歯を削る・奥歯を後ろへ動かす・抜歯するなどで、前歯を下げるスペースを作る

前に出てきた前歯を後ろへ下げるには、歯列の中に、前歯を下げるためのスペースが必要です。歯が隙間なく並んでいる状態のまま前歯だけを後ろへ動かそうとしても、前歯が入る場所がないためです。前歯を下げるスペースを作る主な方法には、次のようなものがあります。

  • 歯の側面をわずかに削る(IPR):歯と歯の間のエナメル質を、歯の健康への影響が少ないとされる範囲でわずかに削り、1か所ごとに小さなスペースを作ります。少しずつのスペースを歯列全体で合わせることで、前歯を下げるスペースにします
  • 奥歯を後ろへ動かす(遠心移動):奥歯を後ろへ移動させ、その分だけ歯列の中にスペースを作ります。奥歯が後ろへ動いた分、手前の歯を順に後ろへ動かし、前歯を下げるスペースにします
  • 小臼歯を抜歯してスペースを作る(抜歯矯正):前歯から数えて4番目や5番目の小臼歯を抜歯し、抜歯したスペースを使って前歯を大きく後ろへ下げます
歯を削る・奥歯を後ろへ動かす・抜歯するなどで、前歯を下げるスペースを作る

遠心移動で奥歯を後ろへ動かすときには、骨に小さなネジ(矯正用アンカースクリュー)を固定して、歯を動かす支えにすることがあります。歯を動かすときには、動かしたい歯を引っ張る力の反動で、支えにしている歯も動いてしまうことがありますが、骨に固定した矯正用アンカースクリューを支えにすると、動かしたい歯を狙った方向に動かしやすくなります。

当院でも、矯正用アンカースクリューを使えるようになったことで、難しい歯並びに対応しやすくなりました。例えば、従来のワイヤー矯正では2mm〜3mmほどしか動かせなかった歯を、矯正用アンカースクリューを使うことで5mm〜6mmほど動かせるようになることもあります。

どの方法でスペースを作るのが合っているかは、前歯をどこまで下げたいか、歯を支える骨の幅、歯周病の状態などによって変わります。いくつかの方法を組み合わせることもあります。当院では、検査とシミュレーションの結果をもとに、どの方法でどれくらいのスペースを作れるかをご説明しています。歯を抜かずにスペースを作る方法と抜歯矯正との違い、矯正用アンカースクリューの痛みについては、下記の記事も参考にしてください。

>>歯を抜かずにスペースを作る方法と、非抜歯矯正の限界について詳しくはこちら

>>矯正用アンカースクリューの痛みについて詳しくはこちら

前歯をどこまで下げたいかと生活に合わせて、マウスピース矯正かワイヤー矯正かを選ぶ

マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらで治すかは、前歯をどこまで下げたいか、目立ちにくさを優先したいかで選びます。前歯が出てきた大人の方の多くは、マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらでも治療できます。

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を歯にはめて、少しずつ形の違うマウスピースに交換しながら歯を動かす治療法です。装置が透明で目立ちにくく、食事や歯みがきのときに取り外せるため、普段の生活を大きく変えずに治療を進めやすい点が特徴です。一方で、1日20時間以上の装着時間を守る必要があり、外している時間が長くなると、歯が計画どおりに動かなくなります。当院では、マウスピースの交換はご自身で行っていただくため、1か月〜3か月に1回の通院で治療を進めることができます。

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという小さな装置をつけ、ワイヤーを通して歯を動かす治療法です。装置が歯に固定されているため、装着時間を気にする必要がなく、歯が計画どおりに動きやすい点が特徴です。抜歯をして前歯を大きく後ろへ下げる場合や、細かな噛み合わせの仕上げにも向いています。通院は1か月に1回が基本です。金属の装置が目立つことが気になる方は、白いセラミックのブラケットなど、目立ちにくい装置を選ぶこともできます。

当院では、口元をしっかり後ろへ下げたい場合、特に抜歯をして前歯を大きく下げる場合はワイヤー矯正が、歯を抜かずに自然に目立ちにくくしたい場合はマウスピース矯正が向いていると考えています。

当院では、装置ごとの特徴をご説明したうえで、患者様のご希望を伺いながら、一緒に検討していきます。

>>大人のマウスピース矯正について詳しくはこちら

>>大人のワイヤー矯正について詳しくはこちら

前歯の傾きが軽ければ、前歯だけの部分矯正を検討する

前歯の傾きや隙間が軽く、奥歯の噛み合わせに大きな問題がない場合は、前歯だけを動かす部分矯正で整えられることがあります。部分矯正は、歯並び全体を動かす全体の矯正に比べて、動かす歯の本数や移動量が少ないため、治療期間が短く、費用も抑えやすい治療法です。当院では、前歯だけの部分矯正の治療期間は3か月〜12か月程度を目安にしています。

一方で、前歯を大きく後ろへ下げたい場合や、奥歯の噛み合わせにずれがある場合などは、部分矯正では対応が難しく、全体の矯正が必要になることがあります。部分矯正で動かすのは前歯だけなので、上下の噛み合わせを改善することは難しく、前歯を下げるスペースが十分に作れないこともあるためです。

歯周病で歯を支える骨が減っている場合は、まず歯周病の炎症が落ち着いていることを確かめたうえで、部分矯正で進められるかどうかを検査で判断します。

部分矯正にもリスクがあります。前歯の状態に合わないまま前歯だけを無理に動かすと、上下の前歯の噛み合わせが悪くなったり、前歯を下げるスペースが足りずに前歯が前に傾き、かえって口元が前に出たりすることがあります。部分矯正で治せるかどうかは、前歯の傾きの程度だけでなく、奥歯の噛み合わせや骨の状態も含めて、検査で確かめることが大切です。

>>前歯だけを整える部分矯正について詳しくはこちら

費用と期間の目安、矯正治療の主なリスクを確かめておく

当院の矯正治療の主な費用は、次のとおりです(税込)。

  • 初診相談料:0円
  • 検査診断料:44,000円
  • マウスピース型矯正装置:770,000円(調整料0円)
  • ワイヤー矯正:825,000円(調整料5,500円/回)
  • 部分矯正:330,000円〜550,000円
  • 保定装置料:片顎27,500円
  • 保定観察料:3,300円/回
  • インプラントアンカー(矯正用アンカースクリュー):1本22,000円
  • 便宜抜歯(矯正治療のための抜歯):5,500円

矯正治療は自由診療(保険適用外)です。また、前歯が出てきた原因によって、矯正治療のほかに必要な治療がある場合は、その治療の費用が別にかかります。なお、矯正治療は医療費控除の対象になる場合があります。

治療期間は、全体の矯正で歯を動かす期間が2年〜3年ほどが目安です。歯を動かす治療が終わったあとには、整えた歯並びを安定させるために保定装置を使う保定期間があります。費用・期間は、歯並びの状態や治療方法によって個人差があります。

また、矯正治療には次のようなリスクがあります。どれも、事前に知って対処すれば、多くは落ち着いて治療を続けられるものです。

  • 装置をつけた直後や調整のあとに、痛みや違和感が生じることがあります。多くは数日で落ち着き、食事を数日やわらかめにするなどで過ごしやすくなります
  • 歯を動かすことで、歯の根が短くなること(歯根吸収)があります。多くは軽度で、レントゲンなどで確かめながら治療を進めます
  • 歯ぐきが下がることがあります。歯周病がある方の注意点は、前述の「歯周病の炎症が落ち着いてから、矯正治療を検討する」でご説明しています
  • 治療後に歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが生じることがあります。保定装置を決められた期間使うことで、後戻りを抑えやすくなります
  • マウスピース矯正では、装着時間が足りないと計画どおりに歯が動かないことがあります。1日の装着時間を守ることが大切です

>>当院の治療費用について詳しくはこちら

大人になって前歯が出てきた方からよくある質問

大人になって前歯が出てきた方からよくある質問

ここでは、大人になって前歯が出てきた方から、よく寄せられる質問にお答えします。

大人になって出てきた前歯は自力で治せる?

出てきた前歯を、自力で元の位置に戻すことはできません。インターネットなどでは、指で前歯を押す、割り箸や輪ゴムを使うといった方法が紹介されていることもありますが、自己流で前歯に力をかけるのは避けてください。

歯は、適切な強さの力を、適切な方向に、適切な期間かけることで、歯の周りの骨が作り替えられながら少しずつ動きます。自己流で力をかけると、強すぎる力がかかって歯の根や歯を支える骨を傷めたり、歯が思わぬ方向に傾いたりするおそれがあります。特に歯周病で骨が減っている歯では、前歯の揺れが大きくなるおそれもあります。

一方で、ご自身でできることもあります。歯周病を進めないための丁寧な歯みがき、舌で前歯を押す・唇を噛むなどの癖に気づいて控えること、歯ぎしりや食いしばりがある場合に、歯科医院で寝るときのマウスピース(ナイトガード)について相談することなどです。

ただし、これらは前歯を元の位置に戻すためのものではなく、前歯の位置の変化を進めないためのものです。前に出てきた前歯を元の位置へ整えたい場合は、矯正治療が必要になります。

40代・50代からでも前歯を矯正で治せる?

歯と歯ぐき、歯を支える骨が健康であれば、40代・50代からでも矯正治療で前歯を整えられることは多いです。矯正治療で歯が動く仕組みは、年齢を重ねても変わらないため、大人になってから矯正治療を始める方も少なくありません。

ただし、大人の矯正治療では、若い方とは違う点もあります。

まず、年齢を重ねると骨が硬くなり、歯の動く量に限りがあることがあります。当院でも、ご相談の方にはこの点を最初にご説明しています。そのため、前歯をどこまで下げられるかを、検査で確かめたうえで治療計画を立てることが大切です。

次に、40代・50代の方では、歯周病の状態を確かめることがより大切になります。年齢とともに歯周病にかかっている方が増えるため、歯周病がある場合は、前述のとおり、炎症を抑えてから矯正治療を検討します。

また、被せ物や詰め物が多い方、歯を抜いたままにしている部分がある方では、矯正治療で歯を動かす計画に工夫が必要になります。被せ物の形や、抜いたままの部分のスペースを矯正治療でどう扱うかを考えながら、治療計画を立てていきます。

>>前歯が出ていることを気にされた女性の方の、年齢を踏まえたご相談の様子はこちら

親知らずが前歯を押して、前歯が出てくることはある?

親知らずが前歯を押すことで前歯が出てくるかどうかは、研究でもはっきりしていません。「親知らずが生えてきて、前歯が押し出された」という話を耳にすることもありますが、親知らずだけが前歯の位置の変化の原因だと言えるほどの根拠は、今のところ十分ではありません。

下の親知らずと、下の前歯のガタつき(叢生)との関係を調べた観察研究13件をまとめたシステマティックレビューでは、下の親知らずが下の前歯のガタつきに関わる可能性が示されました。一方で、含まれた研究は中程度から高いバイアスのリスクがあり、親知らずが前歯に与える影響をはっきりさせるには、さらに質の高い研究が必要とされています。また、この研究は下の前歯のガタつきを調べたもので、上の前歯が前に出ることとの関係を調べたものではありません。

そのため、前歯が出てきたと感じたら、親知らずだけに原因を求めず、歯周病や奥歯の噛み合わせ、癖など、ほかに原因がないかを検査で確かめることが大切です。

親知らずを抜くかどうか迷っている方へ、もう1つお伝えしたいことがあります。これまでの診療の実感として、親知らずを抜いたあとに「噛み合わせがずれた」と感じる方の中には、実は、親知らずが噛むときのガイド(誘導)になって顎が少しずれた位置で噛んでいて、親知らずを抜いたことで、本来の顎の位置に戻っている方もいるのではないかと考えています。このような場合は、本来の顎の位置に合わせて歯並びを整えた方が、楽に噛めるようになることがあります。

親知らずを抜く前に、噛み合わせへの影響も含めて、矯正歯科で相談することもできます。親知らずの抜歯を検討している方で、噛み合わせや歯並びのことが気になる方は、一度ご相談ください。

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大人になって前歯が出てきた方の矯正で、なおき矯正歯科・小児矯正歯科が大切にしていること

大人になって前歯が出てきた方の矯正で、なおき矯正歯科・小児矯正歯科が大切にしていること

ここでは、大人になって前歯が出てきた方の矯正治療で、当院が大切にしていることを3つご紹介します。

手術が必要か・矯正で治せるかの判断に詳しい認定医の院長が、前歯をどこまで下げられるかを見極める

当院の院長は、大阪大学歯学部附属病院 矯正科で7年間、小児矯正や成人矯正、外科矯正、口唇口蓋裂や骨格性の難症例など、多くの症例を担当し、これまでに300症例以上の矯正治療に携わってきました。また、日本矯正歯科学会の認定医を取得しています。日本矯正歯科学会の認定医は、歯科医師全体の約3%しか取得していない資格です。

大阪大学歯学部附属病院は、矯正治療の症例がとても多い病院です。院長はそこで多くの症例を経験する中で、骨格のずれがこの程度より重ければ手術が必要になる、逆にこの程度までなら手術をしなくてよい、という判断の基準を身につけてきました。手術が必要になる基準だけでなく、手術をしなくてよい基準にも詳しいことが、当院の強みです。

この経験があるため、骨格のずれがある方でも、歯を動かす矯正治療でどこまで前歯を下げられるかを見極めたうえで、治療の見通しをご説明することができます。「骨格が原因だと言われたけれど、矯正治療で前歯を下げられるのか知りたい」という方も、まずはご相談ください。

手術が必要かどうかについても、当院で診断します。そのうえで、まずは歯を動かす矯正治療でどこまで改善できるかを検討します。

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一般歯科での経験を生かし、奥歯の噛み合わせや被せ物まで含めて治療計画を立てる

当院の院長は、矯正歯科を専門としながら、大手法人の歯科クリニックで一般歯科の常勤医としても勤務してきました。そこでは、セラミックなどの被せ物の治療や、歯を失った部位へのインプラント治療、歯周病で多くの歯を失った部位への入れ歯治療などにも携わってきました。

矯正治療が軸ではありますが、一般歯科の診療も続けてきたため、早期の虫歯を見つけたときにそのまま治療するなど、スピーディーに対応することができます。また、矯正治療に合わせて必要になる被せ物などの治療も、院内で行うことができます。

大人になって前歯が出てきた方の中には、奥歯を失った、奥歯がすり減ったことが、前歯の位置の変化の原因になっている方もいらっしゃいます。このような方でも、前歯を並べるだけでなく、奥歯の噛み合わせや被せ物まで含めて治療計画を立てることができます。前歯を整えたあとも、奥歯でしっかり噛める状態を目指すことで、前歯に力が集中しにくい噛み合わせにつなげていきます。

シミュレーションも活用しながら、前歯をどこまで下げるかを患者様と一緒に考える

前述のとおり、口元をどこまで下げたいかによって、抜歯の有無や使う装置が変わります。

当院では、お顔全体のバランスや歯並びを総合的に評価し、シミュレーションも行ったうえで治療方針を決めています。治療方針を考える際には、患者様のお気持ちにも寄り添い、できる限りご希望を治療方針に反映しながら、どのような方法がとれるかを検討します。そのうえで、治療の負担や期間、仕上がりのバランスも考えながら、口元をどこまで下げるかや、抜歯の有無・装置を含めた治療方法を、患者様と一緒に考えています。

また、当院では、人前に出る機会や、結婚式などの予定がある場合は、その予定も伺ったうえで、装置選びに反映することができます。

まとめ:大人になって前歯が出てきたとお悩みの方は、お気軽にご相談ください

まとめ:大人になって前歯が出てきたとお悩みの方は、お気軽にご相談ください

大人になって前歯が出てくる原因には、歯周病、奥歯の噛み合わせの変化、舌や唇の癖、歯ぎしりや食いしばりなどがあり、いくつかの原因が重なっていることが多いです。歯周病が原因の場合は、矯正治療より先に歯周病の治療で炎症を抑えることが大切です。前歯が出てきた原因を確かめたうえで治療を進めれば、大人になってからでも、矯正治療で前歯の位置を整えられることは多いです。

出てきた前歯は自然に元の位置に戻ることは少なく、原因によっては変化が進むこともあります。一方で、すぐに治療が必要とは限らないため、まずは前歯が出てきた原因と今の状態を知ることが大切です。

当院では、「前歯が出てきた気がするけれど、治療が必要なのか知りたい」という段階でもご相談いただけます。初診相談料は0円で、前歯の状態を拝見し、考えられる原因と治療の選択肢、費用や期間の目安をご説明いたします。前歯の変化が気になる方は、お電話またはWeb予約から、お気軽にご相談ください。

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この記事の執筆・監修者

なおき矯正歯科・小児矯正歯科 院長

吉田 尚起 日本矯正歯科学会 認定医

大阪大学歯学部を卒業後、同大学院歯学研究科にて矯正治療を専門に学び、博士号を取得。大阪大学歯学部附属病院 矯正科に7年間在籍し、小児矯正から成人矯正、外科矯正、口唇口蓋裂や骨格性の難症例まで、これまでに300症例以上の矯正治療に携わってきました。

自身も歯並びのコンプレックスを克服した経験から、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや心身の健康を考えた治療を心がけています。

歯科医師全体の約3%しか取得していない日本矯正歯科学会 認定医(2023年取得)として、豊中市宮山町で、お子様から大人の方まで、未来の笑顔をサポートします。

  • 日本矯正歯科学会 認定医(2023年取得)
  • 博士(歯学)/大阪大学大学院歯学研究科
  • 大阪大学歯学部附属病院 矯正科 元医員
なおき矯正歯科・小児矯正歯科 院長 吉田 尚起(日本矯正歯科学会 認定医)

本記事は、なおき矯正歯科・小児矯正歯科 院長・吉田 尚起(歯科医師/日本矯正歯科学会 認定医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表等をもとに作成していますが、歯並びや咬み合わせの状態、適切な治療開始時期には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず矯正歯科にご相談ください。

〒560-0056 大阪府豊中市宮山町1丁目1−47

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